飲食店が新規開店を成功させる2段階オープン実践法

経営コンサルタントがよく勧める新店オープン計画は、2段階オープン法です。このべースには、「3回安定. 10回固定の法則」というものがあります。

●3回安定の法則

お客様が来店し、比較的短い期間に3回連続して満足感を得ると、気持ちがその店に安定し、次からはその店で買い続ける確率が高いという法則。

●10回固定の法則

お客様が10回連続して店舗に満足すると、気持ちがその店に固定されて、次からはその店以外では買わなくなるという法則。

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「3回安定の法則」を短期間で実現する理由と方法

オープン後3年以上経過している店において、一度来た人が二度目の来店をしてくださる確率は約50%と言われています。
さらに、二度来た人が三度目の来店をしてぃただけるかは、さらにその50%で、1回来た人が3回来店する確率は25〜30%と言われています。

3回来店までは新規客の歩留まりが非常に悪く、名簿を100人分集めても、3回来店していただける方は1/3弱の30人になってしまいます。

ただし、3回目から4回目となると、一気に約85% 以上の方が残るよぅになるため、とにかく連続して3回ご来店いただく仕組みを持つ店舗経営者が強い。

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2段階催事を行うことで3回連続の来店を狙う

2段階式オープン法の2段階とは、

•第1段階
 →近隣客のオープン前特別ご招待会

•第2段階
 →半径2〜3km圏へのチラシ配布

●催事を2段階にするメリット

①半径1km圏の顧客の自店認知度を徹底して上げることができる
②ドアコールで顧客接点をつくると、スタッフの意識づけに役立つ
③最大日販づくり、目標年商の1/80〜1/100を達成しやすい

新店オープン前に固定客を作る仕掛け

●オープン前にモニター会を行なう

試食会などを開催して、徹底的に自店のポリシーやコンセプトを知っていただく機会を持つ。このモニター会によって、顧客の要望を吸い上げ、新店に反映させます。
同時にインターネットの口コミによる期待度を拡散していきます。

これからの店舗経営は「商品•情報の鮮度」、さらに「その店が何を大切にしているかを表わすコンセプト」に共感できるかどうかによって、店を選ぶ消費者が増えると思われます。

オープン前モニター会から、まずは自店の固定客になっていただきます。
モニター会の開催目安は、オープンの半年前からスタートし、月2回のぺースで行なうといいでしょう。

参加者には、SNS等で大いに発信してもらいましょう。ネガティブイメージに不安があるのなら、初回はインフルエンサーとなるようなブロガーやユーチューバーを招待してみるのも良いでしょう。

オープン前だから情報を制限するのではなく、情報だけはフルオープンにして期待値をあげていくのが良い。
またそのほうがスタッフのモチベーションもあがり、仕事に磨きがかかるはずです。

とにかく、「オープン前から自店のコンセプトに共感する顧客をつくる!」という考えでモニター会を実施していくのです。

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