店舗の売上高を見る時、どのようなことに心がければよいだろうか。
この時、最初に売上高を客数と客単価に分けて、考えてみることが大事です。
売上低下の原因は、来店客数か、それとも客単価か?
例えば、ショッピングセンター(SC)や、駅ビルの中に入っている専門店と仮定しよう。
<ショッピングセンター、駅ビルの来客数が落ちている場合>
明らかに館内(SCや駅ビル)の集客が落ちている場合、当然自店の集客は更に落ちるはずなので、自店の集客を増やすことが大切です。
では、具体的に集客をするには、どうしたらよいだろうか。
まず、館内のイベントや販促と一体化して、集客のイベントを行うことが考えられます。
例えば、館内のバザールに合わせて割引やセールを行い、お買い上げの方にノベルティプレゼントをするなどです。
それによってショッピングセンターのイベントと溶け込むような形を演出することができるので、お客様も心理的にお店に入りやすくなると思います。
この時、目立とうといつもと違う商品を仕入れ、館内全体の雰囲気と違った演出をしようとすると、お客様は違和感を覚え、お店にも入りづらく、逆効果になるかもしれません。
<ショッピングセンター、駅ビルの来客数が増加している場合>
次に、館内に集客がある時は、積極的に自店に入店を促すことが大事です。
具体的には、季節商品や旬の商品を陳列したり、お値打ち品を山積みしたり、日替わり商品や均一商品などを訴求することが大切です。
また、売れ筋商品を箱積みし、集客商品として、午前中に1個100円の目玉商品や1000円の目玉商品など、比較的単価の安い商品を訴求して、上手に入店客数を増やすことが大切です。
更に、夕方の繁忙時は、売場に全員が立って声かけをし、試食販売や実演販売をして嗅覚など五感に訴えるのも、お客様を店内に引き込む良いアイデアです。
このように、もしも自店の売上が下がっているとしたら、客数に原因があるか、客単価に原因があるか、分けて考えると見やすくなります。
以上、売上高と来店客数の変動を気にしながら、売上げを増やすために行うことは?でした。