お客様の購買意欲を誘う「当たるチラシ」に共通しているのは、「何が言いたいのか?」が、ズバリ伝わってくることです。
つまり何を訴求したいかがはっきりと見えてくるチラシが、当たるチラシです。
インパクトあるコピーでお客様の行動促進へ
たとえばスーパーのチラシだと、「今日のおすすめは何なのか?」、あるいは「今日は何が安いのか?」といつたことが見た時の第一印象でズバリわかることがポイントです。
当たるチラシを構成する、三つの大切なポイント
・キャッチコピー
短くてインパクトあるコピーを考えること。
・キャッチコピーで伝えたことを具体化するリードコピー
小売業の場合だと、品揃えや商品価値を伝えていくこと。また、住宅会社などのイベント型チラシの場合は、イベントの内容を魅力的に伝えていくこと。
・行動を促す具体的な誘導コピー
チラシを見た人が、あなたの店や会社に行きたくなる、あるいは電話で問い合わせをしたくなるようにするコピー。
このコピーはキャッチコピーのような抽象的なものではなくて、お客様にこれからの具体的な行動を説明したコピーになります。
まとめると、インパクトあるキヤッチコピーで心をつかみ、内容を魅力的に、しかも具体的に表現し、そして行動をさせる表現です。
この三つがチラシの基本的な機能です。
この基本的なチラシの機能を押さえ、そして、何を伝えたいのかがズバリわかること。これらが、当たるチラシに共通することなのです。
シンプルな「二点強調型」チラシで見事販売目標を達成
ある不動産会社の分譲住宅チラシの場合
分譲住宅チラシのほとんどは、「物件説明型チラシ」か、意味のない「イメージ型チラシ」です。
物件説明型チラシというのは、「立地」、「価格」、「間取り図」、「建物の仕様•設備」、「環境」が説明されているだけのものです。
一方、イメージ型チラシは、山並や外国の街並の写真を大きく使うなど、その建物とは直接関係のない写真やイラストを使っているチラシです。
今、こういった分譲住宅チラシでは、発売当初は別ですが、ほとんど集客ができなくなってきています。
例えばある物件は、その分譲地で最後の建物となり、それまでと同じようなチラシでは、集客ができなくなっていたとします。
そこで、この物件の特徴をひとつ決め、それを強調していく表現を考えました。
ズバリ、「小学校の近さ」を「徒歩4分」と数字を使って具体的に、強くアピールしました。
すると、小学校の近さに魅力を感じるお客様が現われ、見事販売することができたのです。
それまでのこの物件のチラシは、小学校も近い、スーパーも近い、閑静な住環境、おしゃれな建物など、物件の特徴を、総花的に表現していました。
それを変更して、「小学校の近さ」に焦点を絞ったチラシをつくって成功したのです。
同じ商品であっても、チラシの表現方法で集客が変わります。
そのポイントは、商品の長所や魅力を特徴的に、わかりやすく伝えているかどうかです。
チラシを当てるには、商品やメーカー、店の長所を見出す視点が必要です。さらに、その長所をインパクトある表現でシンプルに伝えていくことを徹底して行えば成果がでやすくなります。