「定番化」と「新規性」が、当たるチラシの目的
チラシの狙いは、集客だけではありません。
集客をするのと同時に、商品や店の認知度を高めていくことも狙っています。
そのためチラシは、年に1回だけ、あるいは新規のお客様がほしいときだけ不定期に打つのではなく、定期的に打つていくことが、より効果的なやり方となります。
店の認知度を上げるために、同じチラシを毎回使ったほうがよいのでは?
チラシの内容を変えずに、同じチラシを毎回配布したほぅが、イメージの定着が図れると考える経営者もいます。
たしかに、それで店のイメージの定着は図れます。しかし、確実に集客は減ります。なぜならば、チラシが飽きられるからです。
チラシは、「集客」と「店の認知度アップ」の両方を考えていくことが重要です。
必要なことは・・・
◎チラシを見たとき、あなたの店や会社のチラシだとすぐにわかること
◎毎回、新しくて魅力的な情報を載せて集客も実現していること
イメージを定着させていくための「定番化」
毎回、集客を獲得していくための「新規性」
この二つを追求することが、当たるチラシづくりの狙いなのです。
ブランド化と集客を狙った住宅会社の見学会チラシ
ほぼ毎月、見学会を開催する住宅会社で、毎回100組前後を集客しているところがあります。
注文住宅の業界も、すでに「成熟期」です。
価格で選ばれる会社になるか、価値で選ばれる会社になるかであり、どちらでもない中途半端な会社は淘汰されています。
そんな中で、このチラシの住宅会社は、他社では得られない価値を提供して、多くの方から支持を集める人気の住宅会社であす。
この会社がいつも考えているのが、ブランド化です。
つまり、「価値で選ばれる会社」になること。
チラシは、その重要なツールとして位置づけられています。
見学会チラシでは、集客を獲得していくのと同時に、会社のブランドイメージの定着を図っていくことを考えています。
チラシを見たとき、この会社のチラシであるとすぐにわかること。
つまり、「らしい」チラシをつくるようにすること。
具体的には、レイアウト、デザイン、カラーでイメージづくりをしています。
このあたりは「定番化」です。
そして、常に一定の集客を実現するために、必ず見学をする建物の最大の特徴を、強調して表現するようにします。
これは、「新規性」のアピールとなります。
要するに、「人気の住宅会社の見学会が開催されます。今回の建物の特徴は、これまでにない見所があります。この建物が見られるのは、今回かぎりですよ」。こういったことを表現しています。
「定番化」と「新規性」という発想は、他業種のチラシでも、認知度のアップと、常に一定の集客を実現するには必要な発想です。