シナジー効果とは?
人、物、事柄などが複数存在し、それらがお互いに作用し合うことで、単体で行うよりも機能や効果を高めることを指します。ここでは相乗効果を狙った販売戦略をいいます。
販売促進を狙った広告タイトルは、大きな目で見るとどこでも目的(集客)は同じなので、似たり寄ったりの広告タイトルに見えてしまいます。
消費者からみれば、広告をみた第一印象でどこの店舗の広告なのか?ということがはっきりと差別化できないので、せっかく打ち出した広告の訴求力が半減してしまいます。
そこでシナジー効果を狙った広告タイトルをアピールすることで、他店の広告との違いを明確にして集客を誘うことを考えます。
広告のサブタイトルでシナジー効果を発揮させる
来店や購買意欲を誘う広告タイトルには、シナジー効果を狙ったサブタイトルの演出力によるところが大きい。
サブタイトルを加味することで、店舗のセールに勢いをつけたり、商品力や信用力を高く見せることができます。
サブタイトルの作り方には、3つの原則があると言われています。
「認知サブタイトル」の効果
インターネットや印刷物などで目にする数多くの広告の中から、お客様に注目してもらうためにはどうすればいいか?
簡単に言えば、人間が反応しやすい言葉をサブタイトルで強調することです。
例えば「警告」、「注意」、「命令」を表わす言葉が効果的で、たとえば、「緊急」、「速報」、「必見」などがあります。
「実績サブタイトル」の効果
広告タイトルに「販売店舗の実績」、「商品の実績」を添えると、信用効果によってチラシの効果を高めることができます。
例えば、「餃子一日百万個」「注文住宅1000棟突破」、「軽自動車販売実績地域ナンバー1」などです。
「大義名分サブタイトル」の効果
せっかくセールで安くするのであれば、「もったいつける」ことで安さのインパクトを与えることができます。
例えば、売り尽くしセールでは、「店舗改装のため」、「商品入れ替えのため」と催事に当たっての「大義名分」を入れることによって、叩き売りの期待感を消費者に与えることができます。
「もったいつける」サブタイトルのもう一つの手法としてよくあるのが、「限定」を入れるやり方です。「100個限定」、「地域限定」、「2日限定」などと入れると、消費者に強い興味を持たせることができます。
サブタイトルが広告タイトルを引き立たせて、シナジー効果を生むきっかけになる
広告のサブタイトルは、消費者が広告タイトルに目を向けてくれた瞬間、チラシへの興味をさらに強める手法です。
つまり、サブタイトルとは、チラシの掲載商品、内容に誘導するための、なくてはならない仕掛けなのです。
まとめ
【認知サブタイトル】は消費者の目を止める効果を狙う。
例:「必見」「緊急」「注目」 「注意」「ちょっと待った」
【実績サブタイトル】は店、メーカーに興味を湧かせる効果を狙う。
例:「地域N0.1」「地域一番」 「販売実績10,000件突破」「リピート率80%」「雑誌〇〇に紹介された店」
【大義名分サブタイトル】はセールに興味を湧かせる効果を狙う。
例:商品入れ替えのため 、店舗改装のため 、10周年記念特別企画、10周年記念特別企画、母の日特別サービス
【限定サブタイトル】は商品欲求を与える効果を狙う。
例:「〇日限定〜」「100個限定〜」「〇〇地域限定〜」「女性限定〜」「〇日限定〜」
以上。