周りの競合店の調査から売上高アップのチャンスを見つける方法

どの商売でも競合のない商売はありません。

だから地域の商圏内の需要を、いくつかの競合店と自店で分け合っているのが現状だと思います。

では競合店の無い所に出店して、独占した商圏で商いをすれば成功するのかと言えば、そううまくはいきません。

昨今のショッピングモールの来店者数と出店数を見ていると、お客様はお店や商品を比較しながらお買い物をしたいということを望んでいることがわかります。

だから、競合店が少なすぎると、お客様は他の商圏に流出するということです。

また、適度な競合は、お互いのレベルを上げるためにも必要です。

その中で自店の経営が成功するポイントは、競合店と差別化ができているかどうかです。

きちんと競合店の特徴を把握することで、自店の経営やお店づくりの参考にもなります。

まずは、先入観を持たず、全ての店舗を一度はチェックすることが必要です。

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商圏内の競合店は全て店長の目で確認する

多くの店長が、自店と競合の力関係を客観的に見ることができないといいます。

なぜなら店長というものは、がんばってお店づくりをしてきただけに、その自信とプライドから自店には甘くなりがちです。

そして、その自信があるから競合に対しては、厳しく評価する傾向があるのです。

やっかいなことは、明らかに自店より強い店舗だけを競合として認識します。

しかし自分の店舗と同レベルだと、たいしたことはないと捉えて、自店より小さな店や無名の店舗は無視する傾向があります。

これは困ったことで、本当に競合を正確に把握しているとは言えません。

どうして競合店をまんべんなく把握する必要があるのかを、店長は全く理解していないことになります。

まるで鎖国状態の日本と同じで、どんどん時代の流れに置いてけぼりになって、気付いた時には手遅れになる可能性があるのです。

規模は小さくてもお客様の支持を受けている店舗は、必ずなんらかの理由があります。

その理由がわかると、自店の経営を上向きにすることができるのです。

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自店と競合店のポジショニングを理解する

自店を含めた商圏内の同業店舗のポジショニングを行いましょう。

商圏内にはどんな特徴の店舗が多いのか?

逆にどんな店舗が少ないのか?

どこの店舗が支持されているのか?

一番店、二番店、三番店はどこか?

これらの事柄を客観的に分析します。

客観的にというのは、お客様の立場に立って観察したり、経営コンサルタントになった気分で観察することです。

お客様に支持されているかどうか、何番店かどうかは、入店客数で判断するのが良いでしょう。

方法として、同一時間帯の入店客数を平日と土日に分けて、数回調べれば一目瞭然です。

数値を計るカウンターは、100円均一ショップに行けば手に入ります。

有名店とか規模が大きいとかは関係ありません。

お客様に支持されている店を見つけて、その理由をつかむことがポイントです。

競合する店舗は詳しく徹底調査すること

来店者数を調べた店舗の中から、自店と競合している店舗を絞り込み、更に詳しく調査します。

調査の内容は、客層、商品力、価格力、接客力、販促力、サービス力、売場力などの切り口で、できるだけ客観的に行う。

なかなか一度にはできないので、何度かテーマを分けて調査します。

ただ見るだけでなく、実際に買い物をしたり、サービスを受けてみると特徴がよくわかると思います。

競合店の強みや弱みを把握し、チャンスを探す

競合店を調べたら、自店も含めてそれを一覧にまとめ、強みと弱み、そしてそのレベルを比較します。

そこから、もっと自店が売上を伸ばすチャンスはないかを見つけていくのです。

そのポイントは、

①自店の強みをもっと強化することで伸びないか

②競合の強みを取り込むことはできないか

③競合の弱みをついて差別化できないか

の3点です。

以上「周りの競合店の調査から売上高アップのチャンスを見つける方法」でした。

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