店舗スタッフの新人教育をする中堅スタッフの心構え

仕事を始めた当初はほとんどの人は、純粋な気持ちで素直に仕事を覚えようと必死になります。純粋な気持ちを失わない若いうちに鍛錬すべきで、物事を行うには、それに適切な時機を失してはもったいない。

店舗スタッフの新人教育をする中堅スタッフの心構え

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新人スタッフには仕事の環境変化が最大の教育チャンス

人は環境が変わると不安を覚えます。不安を覚えるのは、新しい環境に適応しようとしている証。新しい環境に適応しようとして、不安を覚えている時、人は変わりやすいもの。つまりこの時期が仕事を覚えてもらう教育には絶好の機会です。新しい職場に入り環境が大きく変わる時、それは教育に適切な時機なのです。

新人スタッフ本人にとっても、新しい自分への原型ができあがる大切な時機です。また中堅スタッフにとっても、新人を教育することによって自分自身のスキルアップにもつながる大切な機会です。

しかし、新人スタッフに成り行きに任せた指導をしていると、仕事に変なクセがついてしまい、後々きちんとした形に戻すのは大変になります。

仕事に慣れてくると自分のやり方に固執するようになり、注意しても「なぜ私が怒られるのか?」と反発をもつようになり、後になればなるほど精神的にこたえて打たれることが苦痛になり、そのスタッフは潰れてしまうか、店舗にとってマイナス要因になります。

遠慮や迎合はしないで、熱意と愛情を持つ

「厳しくするとついてこないのではないか」「すぐに辞めてしまうのではないか?」「パワハラと受け取られないだろうか?」というような遠慮や迎合はしてはいけない。それではスタッフを鍛えることにはならない。甘えたスタッフが育ってしまいます。

店長は新人教育を担当する中堅スタッフに、新人スタッフへの遠慮や迎合はその場しのぎであることや、これからのことを考えるように伝えてください。教育する相手のことを真に思う気持ちを強く持ってください。

それでも遠慮して強く言わなければならないことを言えない中堅スタッフは「うるさい上司と思われたくない」「もし辞められたら評価が下がるのではないか」というような「自分を思う気持ち」が働いています。

新人とはいえ、人を変えていこうと思うならば、熱意と愛情をしっかりと持つことが必要です。熱意と愛情がないと伝わらない。相手に見抜かれてしまう。新人には先入観はない。こちらを冷静な目で見ています。

心配はいりません。「厳しいけど面倒見のいい上司」には、新人スタッフはあこがれを抱くものです。

新人スタッフの躾を徹底する

躾とは礼儀作法を身につけさせることです。これが仕事を覚えることの基盤になります。

躾がなされていないと、後の成長がおぼつかなくなります。

躾がしっかりとされていると、思いっきりよく仕事を進めることができます。教える側も成長が楽しみになるのです。

業界にはその業界としての躾があります。会社にはその会社としての躾があります。店舗にはその店舗としての躾があります。新しい環境にはその新しい環境としての躾があります。

新人は新しい環境の躾は知りません。躾もしていないのにできないからと新人を注意してもナンセンスであり、教育する中堅スタッフの資質が逆に問われてしまいます。

自分に優秀な部下を育てるためにも、店舗の成長のためにも、新人スタッフには新しい環境の躾を適切な時機に、熱意と愛情をもってしっかりと徹底してください。