DMに同梱するあいさつ文は、販売効果を高めるナビゲーター~販促用DMの作り方~

紙のDMもインターネットを利用したDMも、基本的には一方通行のコミュニケーション媒体です。※ネットDMは返信不可の場合がほとんど。

情報量に制限のないネットDMと比べて紙のDMは、送り手が読み手に対して伝えたい、本当の情報が伝わらないケースが起こり得えます。

ユーザーからのEメールの登録やline登録を必要するネットDMと違って、紙のDMは誰にでも送付することができ、住所がわからなければ無作為にポスト投函もできます。
新規顧客獲得を目的とするならば、紙のDMはまだまだ需要があります。

広告

紙のDMでは伝えたい情報が伝わらないこともある

ここから紙のDMについて考えてみたい。
紙のDMでは、掲載できるスペースが限られていることから、訴求したい情報の取り扱いを大きくしたり構成を変更して工夫します。

DMを手にしたユーザーが最初に目を通すのは、DMに同梱するあいさつ文です。
あいさつ文は、同封された商品紹介のナビゲーション的な役割を持っており、DMの送り主が訴求したい内容についての読み手の理解が深まることも、副次的な効果として見逃せません。

DMのナビゲーシヨン役である同梱あいさつ文

ある青果店の通信販売の事例を見てみよう。
こちらの店では、通販商品に同梱して「ふるさと通信」と名付けたあいさつ文を送っていますが、そこには対談形式で、お客様に訴求したい情報を掲載しています。

あいさつ文の読みやすさを追求するために、対談形式を採用していることが大きな特徴です。

会話文を含む口語体というのは非常に読みやすく、読み手にストレスを与えにくい文体であり、特に漫画慣れしている消費者にも好意的に受け止められやすい。

あいさつ文の目的は、最初から最後までお客様に読んでいただくことで、本当にお客様にお伝えしたい情報の理解度をさらに深めてもらうためです。

こうしたあいさつ文を同梱することで、お客様に対してDMの中で見落としていた情報に気づいてもらったり、気になる情報についてより深く理解してもらえるようになるのです。

広告

キャラクターを用いたあいさつ文のDMは効果てきめん

対談形式の場合、話し手であるスピーカーをキャラクター化すると、さらに文章が読みやすくなります。
また、スピーカーをキャラクター化すると、DMを書く際に不思議と文章が書きやすくなるという副次的な作用もあります。

通信販売の場合、定期的にDMを発送していることが多く、こういったあいさつ文はいわゆるネタ切れを起こすことがよくあります。
しかし、スピー力ーがキャラク夕ー化することで、キャラクターが自然と話し出すという話をDM作成者からよく聞きます。

あいさつ文の中で紹介される内容は実にさまざまだが、直接的に売上げにつながるおすすめ商品の紹介や、間接的に販売を助ける情報提供などを織り交ぜることが多い。

キャラクターがお客様に語り掛けるあいさつ文は、連載漫画を楽しみに待つような気持ちをお客様に与えるという効果もあります。DMが好意的に受け止められ、親しみを持って読んでくれると、商品や店舗の売り上げに効果が出てくるのは間違いありません。

テキストのコピーはできません。