経営店舗に今より客数を増やす方法を考えていますか?例えば、新しいお店ができた時を想像してみてください。
ある店舗がロードサイドにオープンして1ケ月が経ちました。
経営状況を見てみると、目標売上高より少なく、客数を調べてみると、客数が当初想定より少なく苦戦しています。
このような場合、どうすればよいのでしょうか?
原因と対策を考えるときは、結果を分解してみると発想が豊かになる
何かを分析するときは、大きなまとまった観点から見てしまうと、ただ落胆するばかりで、どこに問題があるのかが数値から見えてきません。
なんでもそうなのですが、まとまったものを細かく分解して考えることで、何か見えてくるはずです。
では売上高と来店客数を分解して考えると、次のようなことがわかります。
①店前通行量はあるが、入店率が少ない店舗があることを知っているか。
そもそもオープンしたことを知らないお客様がいるのではないか。
②入店客数が少ない店舗へ来たことがあるだろうか。
お店がオープンしたのは知っているが、来たことのないお客様がいるのではないだろうか。
③お買い上げ率が少ないこの場合、1回はお店に来てくれたが、継続的に来ていないお客様がいるのではないだろうか。
では、どうしたら継続的に来てくれるだろうか。
①の答えとしては、オープンの時にチラシの枚数が少ない可能性があるので、再度チラシを打ったり、宅配のポスティングなどをして、告知することが大切です。
②の答えとしては、お店がどんな商品を置いているのかわかりづらかったり、高い商品が多いのではないだろうか。
そこで、お客様の声を聞きながらお客様の予算に合わせた商品を置くことが重要です。
③については、もしも継続的に来店客が少ないとしたら、それはお店の商品に問題があるか、サービスに問題があるかのどちらかです。
そこで、商品や価格の見直しをします。
次に、接客や商品知識に力を入れます。
また、クーポン券などを入れてリピーター客を増やすよう工夫をします。
このように、具体策に落とし込むことによって、「継続的に来て、買い物をしてくれる馴染み客を作ることが大切である」ことが理解できます。
客数を増やす方法を原因別に分解して考える
【入店率が少ない。お客様が店舗があることを知っている場合】
A.仮説
①そもそもオープンしたことを知らないお客様がいるのではないか?
〈認知不足〉
B.根拠
オープンの時、チラシの枚数が少なかった
C.対策(アイデア)
・チラシを打つ
・目立つように、幕などで訴求する
・立地やアクセスに問題がないか?
・宅配のポスティングをする
【入店客数が少ない。お客様は店舗へ来たことがあるのか?】
A.仮説
お店がオープンしたのは知っているが、来たことがないお客様がいるのではないだろうか?
B.根拠
どんな商品を置いているのかわからないし、高い商品が多いのではないだろうか?
C.対策(アイデア)
・品揃えの訴求や、くくり、お客様の予算に合わせた商品を置く
・魅力的な商品の一言コピーを入れる
・親身にお客様を接客する
【お買い上げ率が少ない。お客様は継続的に、来店しているか?】
A.仮説
1回はお店に行った(来た)が、継続的には来ていないお客様がいるのではないだろうか?
B.根拠
お店の商品に問題があるか?サービスに問題があるか?外的環境に問題があるか?
C.対策(アイデア)
・品揃えや価格を見直す
・同じ商品ばかりだと飽きられてしまうので、新しいものを入れる
・接客や商品知識に力を入れる
・クーポン券をお買い上げのお客様に差し上げる
以上、経営店舗に今より客数を増やす方法を考えていますか?でした。