広告による「安心感」「信頼感」の演出で来店しやすくすること

ウイルス感染症対策も徹底されているなど、安全に来店できることは昨今とても重要な要素となっています。
店に安心して行くことができる雰囲気をチラシで伝えることは、集客を増やしていくうえでは効果的です。
とくに、住宅や自動車など、購買頻度が低い業種では効果的です。

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「人によるメッセージ訴求」が信頼感を増す

安心感の演出で効果的なのは、多くの人が店に集まっていることを伝えれば良いとされていたのは、コロナ前の広告の常識でした。

しかし、ウイルス感染対策が重視される世の中になってから、多くの人が集まる環境は、危険な環境というふうにとらえられるようになりました。
規制緩和されても、以前のような状態には戻っていません。

多くの人が集まっているところには、人は感染症のリスクを多少なりとも背負うことになります。

集客のためのチラシには、多くの人が密集しないように人数制限をかけていることや、時間制限をしていることを記載するなどの配慮が必要です。

たとえば、住宅販売の見学会チラシだと、「毎回定時にアルコール消毒を実施!安心して参加できる見学会」と書いて、見学会に笑顔でお客様が来場している様子を撮影した写真を掲載します。

また、小売店でも、「ネットで来店予約受付中!じっくりと商品を見てお買い物ができます」と書いて、ネットで予約しなければ来店できないほどの人気店であることをPRして、笑顔のお客様が来店している様子を撮影した写真を掲載するのです。

こうすることで、興味がある人にとっては、「これだけしっかりと対策されているなら安心だし、混雑していないなら行ってみたい……」という心理になります。

また、来店だけでなく、購入したお客様の声も書くことで、店の信頼感がいつそう増すことになります。

さらに、「信頼感」を演出するのに効果的なのは、「人によるメッセージ訴求」をしていくことです。

●スーパーのチラシの場合

・店長による「品揃えのポリシー宣言」
お客様が商品を安心して買っていただくために、新鮮で安全な食材をどのようにして選んでいるのかについて語ります。
あるいは、選びやすく買いやすい店にするために、店づくりで工夫をしていることなどを書きます。

このように、チラシで商売の信条を宣言していくというのは信頼感を増す効果があります。

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ファン客づくリに欠かせない「信条宣言」

●地域の住宅販売店の場合

・店長による「家づくり宣言」
なぜ、今の家づくりをすることになったのか。どのような考えで家づくりを提案しているのか。家づくりのことで、お客様に何を伝えたいと考えているのか。こういつたことをチラシで表現していきます。

そのような考えを持つ店長や、店長に共感したお客様が来店をするようになります。

常にチラシで新規客を集客し続けるというのは、集客コストが高くなるものです。

リピート客を増やし、最終的には、チラシが入らなくても来店をするお客様を増やしていくのが、正しい集客の考え方です。

単に「特売日」だからということで来店するお客様ではなく、「店や会社のことが好きだから来店する」というお客様を増やしていかなければならない。

つまり、「ファン客」づくりです。

そのためには、店や会社の考えに共感してくれるお客様を増やしていく必要があります。そのとき、「信条宣言」は欠かせないものとなります。

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