販売スタッフがマニュアル通りの接客で、お客様に商品を勧めるだけで売れると考えるのは間違っています。
自分自身がお客様の立場になったときに、どういう接客を受けた時に商品の購入を決意したのか? それを思い出してほしい。
多くの場合は「販売スタッフの対応が良かった」ということではないでしょうか。
自分の今の接客に足りない部分は何か? それを確認してみましょう。
お客様の真似しながら接客して、承認欲求を満たしてあげる
お客様が「こんな商品がほしい!」と言ったら、販売スタッフも負けずに「わたしも、そんな商品がほしいと思っていました!」と言って同調してください。
お客様がウンウンと額いたら、販売スタッフも、ウンウンと一緒に領いてあげます。
お客様が、笑ったら、販売スタッフも一緒に笑ってあげます。
お客様が、首を傾げたら、販売スタッフも首を傾げ、お害様が商品を手にしたら、もちろん販売スタッフも同じ商品を手にして、その商品を紹介します。
このように、お客様の真似をしてください。そうすると、だんだんお客様との距離が縮まって、販売力がアップする可能性があります。
お客様も「この販売スタッフは、私と同じ感覚を持っている。私のことを理解している。この人の言う事なら信頼できそう。」と思うはずです。
「真似る」ことで、双方の親近感は自然にアップします。その効果を期待して「お客様を真似る」こと。
お客様と親しくなりたければ、お客様を真似てみましょう。お客様の気持に同調してあげるのです。自然に、さりげなく、真似てください。気を付けないと嫌昧になってしまいますから。
販売スタッフはお客様をほめること
ほめられて、嬉しくない人はいないと思います。それはお客様も同じです。
販売スタッフにほめ上手がいれば、そのスタッフには必ず「顧客」がついているはずです。
「顧客づくり」のうまい、ベテラン販売スタッフを見ればきっとみんな、ほめ上手なハズです。
でも、ただほめればいい、というものではありません。適当に何度もほめると、お客様によっては、「嫌昧」に聞こえるかもしれないので注意が必要です。
<うまいほめ方について>
◎最初にお客様を観察することが重要。
◎お客様が「一番ほめられて、嬉しいこととは何か?」を考える
もし、お客様がブランド品で身をかためていたら、「そのお洋服、よくお似合いですね」と言ってあげれば、お客様は喜んでくれるでしょう。
もし、洒落たメガネをかけていたら、「メガネがとってもお似合いですね」と言ってあげれば、お客様はニコニコしてくれるかもしれません。
◎「何をほめてあげるか?」その辺をよく考え、見極めること
◎ほめる回数は3回くらいにとどめること
あんまりほめちぎると「嫌み」になりますから、その辺は、ご注意ください。
ほめる練習は、家族相手に、同僚相手に、いつでもどこでもできるので、ほめる練習を、どんどんしましょう。