クーポン券などお客様を呼び込む集客券の効果的な配り方

どんなお店でもサービスでも、今ではクーポン券などお買い物を配るのが集客の手法として当たり前になりました。

しかしどこでも行うようになった分、他店とどう差別化するかよく考えて配らないと効果がでません。

何のために集客券を配るのか?、どこで誰に配るのかをよく考えましょう。

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集客券の配り方にも技がある

駅前や商店街でよく「券配り」をしている人達をよく見ます。やったことがある人ならわかると思いますが、意外と受け取ってもらえません。だから配るのが嫌になってきます。

実は配り方にもちゃんと、技があるのです。ただ、配ればいい、というものではありません。

配り方は、お客様がたくさんいるからといって、売場から遠く離れたところで配ってはいけません。

大切なのは、お客様に足を運んでもらいたい売場が見える場所で配ることです。そうすれば、券を渡した瞬間に「あそこです!」と教えることができます。そのアクションが、非常に重要なんです。

お客様は 「近いから、立ち寄ってみようかしら」という気になりますから。

そして、券を配る瞬間は、お客様の手にチョツトだけタッチします。これは、「スキンシップの功用」に期待してのことで、タッチングすると券を見てもらう確率と、売場に足を運んでくれる確率がアップするのです。

タッチングにはこんな話もあります。国民的アイドルであるAKB48のメンバー各自がファンに対して握手をするのが大切な集客手段の一つになっていますが、人気のあるメンバーは握手をする際にファンと手を話す瞬間に、ギュッと少し力強く握力を強めるそうです。そうすると不思議な事に、その行為をされたファンは、完全にそのメンバーに釣られてしまうそうです。タッチングは上手に使えばとても効果的なんです。

馴れると簡単ですからお試しください。

そして大切なことは1箇所に止まって配らないこと。つまり、歩きながら、配る。配る場所を常に移動させる。積極的にお客様に接近して渡します。

「お客様も、どうぞ」「お客様も、もらってくださいね」「お客様も、ほしいですか〜」なんて言いながら。そうすると、もらってくれる確率がl段とアップしますよ。

もし、誰ももらってくれなかったら、その場所ではすぐに撤退したほうがいい。敗北は潔く認めましょう。そして、10分程度、時間をおいてから再開してみましょう。

時間を置くのはなぜかというと「券をもらっているお客様」を目撃した人は、券をもらってくれる確率が高く、逆に「券を断ったお客様」を目撃した人は、券を断る確率が高いのです。まさしく、人は人が欲しがるものを欲しがるのです。だから、券をもらってくれない状況がつづいたら、いったん中止。その方がうまくいきます。

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集客券、販促券の価値の高め方

券を持ったお客様がジワリ、ジワリと売場にやってきたとイメージしてください。さぁ、そこで、必ず実践してほしいことがあります。それは「確認」です。

「お客様は、券を持ってますね?」 「お客様も、券をお持ちですね?」「お客様は、券をお持ちでしょうか?」とこんな具合に、ドンドン、券を持っているかどうかを確認します。周辺のお客様にも聞こえるくらい、大きな声で確認してください。

お客様の手元をみて、間違いなく、券を手にしていたとしても、「券をお持ちでしょうか? お見せいただけますか?」必ず、確認してください。これを実践すれば、券の価値がパワーアップします。

確認を繰り返すことによって「券が無いとダメなのね」 「この券は、そんなに大切なんだ」と、お客様に感じてもらうわけです。

そして、券を手にしたお客様がたくさん売場に集まったら「券を持っていれば、いったいどんな特典があるのか?」をキチンと説明しましょう。

それをはたから見ていた、券の無いお客様は「何だろう?」と関心の目を向けて、歩み寄ってきます。そこですかさず、「券をお持ちじゃない方は手を挙げてください。券がほしい方も手を挙げてください」とたずねます。

すると、券を持っていないお客様が、ワッと集まってくるでしょう。「券はここにあるだけですから、急いでください」と声をかけましょう。

すると、券の奪い合いになって20枚、30枚がアッという間に無くなります。

「どうぞ、どうぞ」と言って券を配布するのではなくて、券の価値を高めてください。「わたしにもください」と、お客様の言わせてしまうのが、プロです。「紙切れ一枚」と、侮らずに効果的に考えて配りましょう。

以上「クーポン券などお客様を呼び込む集客券の効果的な配り方」でした。

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