優秀な人材を集める自社ならではの採用USPの作り方

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USP(Unique Selling Proposition)とは、「独自の売り」あるいは「独自の売りの提案」という意味のマーケティング用語です。つまり「強み」のこと。

求人情報を出す際にこのUSPが明確に表現されていれば、新卒者や転職希望者の関心を集めやすくなります。また、内定後のミスマッチも少なくなるのではないでしょうか。

それでは自社や店舗の強みを伝えればいいだけなら、簡単だからやってみようとなりますが、意外とここに悩む経営者が多いようです。

普通に自分の短所はいくらでも言えるけど、長所はなかなか言えないというのと同じです。特に他と比較したときに本当に強みとして映えるのか?という点を考えると言葉も結構選ばなくてはなりません。しかも誇大表現や嘘は厳禁です。

それではどのようにして求職者に響くUSPを作ればいいのでしょうか?




内部アンケートから作る自社独自の採用USP

採用に特化したUSPを考えてみましょう。

採用USPは、採用のことを第一に考えた自社独自の強みのことです。

例えば「●●県●●区N0.1の従業員満足度を誇る店舗です」「週1日、1日3時間から働けます。どんなスタッフにも従業員割引で○○を購入していただけます」「託児所が無料で利用できるのは当店だけ。○○は働くお母さん達の味方です」など、自社独自の訴求ポイントであり、他社が真似をできない差別化を図るための強みです。

特に現代社会に対して、今問題になっている事柄を背景にしたときに、その強みが際立って来るようなものが良いです。

よくニュースなどで見るのは、ブラック企業、ブラックバイトなど職場の嘘や偽装に対する真摯な姿勢があるかどうか。また、女性が働きやすい職場環境であるかどうか。特に育児や介護などこれから働き手が抱える問題に対して、フォローされる福利厚生制度があるかどうか。給与の金額よりも、職場の規模がどうこういうよりも重視されているポイントを押さえて置かなければいけません。

しかし、「あなたの会社(店舗)の強みは何ですか」と経営者(店長)に問いかけると、多くの場合、「うちにはそんな差別化できる強みはないですよ。給料だって安いし、労働時間だってそんなに融通が利かないし、特にこれといった福利厚生もないし。だから従業員が不満で辞めていくんですよ」という答えが返ってくる。しかし、そんな企業(店舗)でも必ず自社独自のUSPができる方法があります。

社内アンケートで探る自社独自のUSPがある

社内アンケートを活用すれば、客観的に自分の職場を知ることができます。経営者はどうしても経営という視点に立ってしまうので、従業員が本当に思っていることを知るのはなかなか難しいので、USPを作成するにもどうしても競合相手に挑戦するようなものになってしまいがちです。

そこは一番現場に近い職員やスタッフに聞いてみるのが一番です。

ただしこの時も経営者が直接聞くと、身構えてしまって本心を明かしてくれないので、第三者を挟んでリラックスできる体制にしてから行うことです。

その際もこのアンケートの目的を明確に説明しておきます。何のためのアンケートなのか? 何に使うのか? きちんと求職者に自分たちの職場を知ってもらうためのものであることや、自分たちが求める人材に知ってほしい職場の姿をPRするためであることを伝えておきます。

アンケートでは次のような項目を最低でも20は設ける必要があります。

・会社(店舗)の好きなところは何ですか

・会社(店舗)の不満なところは何ですか

・職場の雰囲気を一言で言うと? その理由は?

・どのような人に入ってきて欲しいですか

・社長(店長)はどんな人ですか

・なぜ、この仕事を選んだのですか

・この会社(店舗)で働いて良かったところは何ですか

・個人的な目標は何ですか

・仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか

・働いていて一番つらかったことは何ですか

・働いていて一番嬉しかったことは何ですか

・仕事での面白いエピソードを教えてください

・今行っている仕事内容はどのようなことですか(書ける範囲でご記入ください)

・入社してからの研修はどのようなものですか

・この仕事特有の良いところを教えてください

以上の項目を、全スタッフに無記名で記入してもらい集計をします。すると、自社独自の強みが見えてくるはずです。

例えば、

・すぐに責任のある仕事を任せてもらえる

・社員が若く、仕事以外でも交流がある

・年に1000回以上お客様から「ありがとう」と言われる

・社長(店長)が若く、勢いがある

・どんどん新しい仕事を覚えるので自己成長につながる

など、アンケートから自社独自の強みが見えてくるのです。経営者の視点だと無視してしまうような些細な良い点が、たくさん出てくると思います。

それを、時流と自社のターゲットとかけ合わせると、自社独自の採用USPが完成するのです。

以上、「優秀な人材を集める自社ならではの採用USPの作り方」でした。







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